PTパパの株日記

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FOMCの声明×テーパリング遠のき米ドル指数低下×金価格の行方

待ちわびていました!

7月27-28日で行われたFOMCからの声明!

今後のテーパリング(金融緩和引き締め)状況を占う重要な声明だと思います。

torkey.hatenablog.com

 

結果としてテーパリングは急を要さないようです。

つまり

もう少しの間、今の米株式相場の上昇トレンドは継続することが予測されるということです。

 

 

 

FOMCの声明:FRBパウエル議長の発言】

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現在米金融緩和政策として行われているのは、ゼロ金利政策短期金利引き下げ)と量的緩和(毎月1200億ドルの米国債MBSの買い入れ)です。

今後テーパリング(金融緩和引き締め)を行うのであれば量的緩和の縮小→利上げ(短期金利の上昇)の順で行われていくことが予測されます。

つまりテーパリングの開始=まずは量的緩和の縮小ということです。

 

今回のFOMCの声明では、

新型コロナウイルスのデルタ変異株が成長を脅かすリスクが高まっているものの、労働市場が力強さを増し、インフレが高進する中で米経済への強力な支援を弱める時期が近づきつつあることを示唆した」とありました。

しかし、パウエル議長は「新型コロナの感染拡大が収束せず、新たな変異株が生まれる可能性がある限り、誰も安全を確証できない」と発言し、現在経済は回復しているがまだまだ油断できないことを示唆しています。

そのため今後も金融緩和政策にて米経済を後押しする姿勢を示しています。

 

 

【テーパリングはまだ先の話】

 

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今後の金融緩和政策に対する発言

ゼロ金利政策:「ずっと先であることは明白だ」

量的緩和政策:「量的緩和縮小を早期に行う支持はほとんどなかった」

利上げ(短期金利引き上げ)についての最新の経済予測は、次回9月のFOMC会合時に公表される予定となっています。また量的緩和政策については、住宅市場は金融当局の支援は必要ないとの認識できる状況のため、住宅ローン担保証券MBS)の購入を米国債より速いペースで縮小するべきだとの主張があったようですが、今後議論が続けられると発言していました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-28/QWYVCUT0AFBW01?srnd=cojp-v2

 

つまり、現状ではテーパリングはまだ先の話!ということです。

 

 

【米ドル指数下落】

FOMC後、米ドル指数(DXY)は下落しました。経過としては3営業日続落となりました。

金融緩和継続のため、今後も市場に貨幣の流通増加が見込まれるため、貨幣の価格は低下したのだと思います。

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米ドル指数(DXY)

 

今まで米ドル指数は上昇傾向だったため、このまま下落基調に転じていけばコモディティには有利な地合いになっていきます。

米ドル指数(貨幣の価値)とコモディティ(物の価値)は逆相関の関係

 

私は7月に入ってから個別株は売り払い、金株ETFと白金株ETFを残して株式相場を傍観していました。また最近では米ドル指数と金価格は逆相関性が高いため、米ドル指数の低下は私にとっては好都合な状況になります。

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金先物と米ドル指数(DXY)は逆相関性が高い

 

【金価格を変動させる要因】

金とドル指数は逆相関の関係にあります。

金が上昇する要因:貨幣の価値(米ドルの価値)が下がる状況

・インフレ時(物価上昇↔貨幣価値低下)

・金融緩和時(貨幣の流通量が多い→貨幣の価値が下がる)

・債券利回り低下時(金は長期金利と逆相関の関係)

アノマリーとしては年末から2月に金価格は上昇しやすい

金は貨幣と違い供給量が一定のため、価格が一定な安全資産と言われています。そのため金と貨幣の価値はシーソーの関係で、インフレ等で貨幣の価値が下がることで安全資産の金に買いが集まります。逆に金は保有していても利息を生まないため、金利上昇局面では金は売られやすい傾向にありあます。

※しかし過去の経過から、必ずしも金と長期金利が常に逆相関でないには注意。短期間(2~3年)に相関関係がみられることもありますので注意をお願いします。

アノマリーとして金価格は近年(2013年以降)年末になると金は売られ、2月にかけて反発する傾向にあります。

 

 

【無国籍通貨:金とビットコイン

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金とビットコインはともに無国籍通貨であり、同じコモディティに分類されます。そのため米ドル指数の影響により、ともに上昇,下落する傾向があると思います。

しかしビットコインは「イーロンマスク氏の発言」や「アマゾンが仮想通貨に関心がある」といったニュースの度にボラティリティーが高くなってしまいます。そのためビットコインは投資対象としては良い投資先だと思いますが、金と同様に通貨としての役割を果たすにはまだまだ難しいと思います。最近の日足チャートをみても、金と米ドル指数は逆相関しているチャートに見えますが、金とビットコインは相関していないチャートに見えますね。

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金先物ビットコインは相関性低い

今後ビットコインの価格が安定し、世界共通で使える通貨になる日が来るのか?

見守っていきたいと思います。

 

 

【金価格の行方】

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私は金株ETF(と白金ETF)を保有しています。

FOMC後の声明から、現状ではテーパリングを急いでいないようです。

そのため金融緩和状態はまだ継続することが予測されます。

現在FOMC後からドル指数は低下し、CPI(7月13日の消費者物価指数)の数値からもインフレ指数は上昇傾向にあります。長期金利は依然下落基調で1.2%台を彷徨っている状態です。

これらの状況から金価格には追い風になる状況であると思います。

 

現状では金価格の方向性はわかりづらいです(若干下落基調です…)が今後1か月程度は保有し続け経過をみたいと思います。

 

投資は自己判断,自己責任にてお願いいたします。