PTパパの株日記

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消費者物価指数が出た×インフレ警戒×金利との関係

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日本時間の6月10日21時30分に米国の消費者物価指数(CPI)が発表されました。

CPI:予測4.7%に対して結果5.0%(前月4.2%)

CPIコア指数:予測0.4%に対して結果0.7%(前月0.9%)

となり、市場予測を上回る形となりました。

今後一層のインフレ拡大が予測されます。

しかし米国の長期金利を示す指標である10年国債利回りは低下し続け、現在3月ほどの金利まで低下しました。

 

一般的にはインフレ(物価の上昇)と金利は正比例の関係です。インフレ(物価の上昇)が加速している状況であれば、金利は上昇しインフレの加速を抑制しようとするものです。

ですが現状はインフレの加速に対して金利は減少しています。

なぜでしょう?

 

私の考察としては、

今回の物価の上昇(インフレ)は市場の供給量が追い付いていないことで引き起こされているものだと考えています。そのため長期金利は上昇していないのだと考えています。

 

今回消費者物価指数(CPI)について調べていくとわからないことが多かったため、私の勉強ノートのような感じで記載させて頂きます。

 

 

消費者物価指数(CPI)とは】

・CPI

消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。国民の生活水準を示す指標のひとつで、米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。

https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/detail/9052

・CPIコア指数

CPIの内、価格変動の激しいエネルギー価格や食品価格を取り除いたものです。CPIコア指数は物価上昇圧力(インフレ圧力)を測る尺度です。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視しています。

https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/detail/9053

 

【10年国債利回りの低下】

米国の10年国債利回り長期金利の指標としてみられています。

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画像:アプリInvesting.comより

一般的にはインフレ(物価が上昇)していくと経済的には回復に向かっているため、長期金利は上昇するはずです。

ですが現状では長期金利は低下し続けています。

これはなぜでしょうか?
そもそも長期金利とはなんでしょうか?

 

金利の種類】

短期金利FRBに決定権(利上げ,利下げにより操作)

→すぐに株式市場に反映できる

長期金利:株式市場に決定権(10年国債利回りが指標)

→ゆっくり株式市場に反映する

FRBが現在行っている金融緩和政策として

ゼロ金利政策

 →短期金利を0まで引き下げる(利下げ)

量的緩和政策

 →政府が国債を買い、大量の資金を金融市場に供給

 →長期金利の操作

長期金利は株式市場の動向によって変動します。

ポイントは国債価格と利回りは反比例の関係にあり、

国債価格が上昇すれば利回りは低下していきます。

だからFRBは金融政策である量的緩和として、政府が国債を大量に買い入れることにより、長期金利の上昇を抑え、市場にお金を流動させることで景気の活性を行っているのです。

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画像:アプリInvesting.comより

また物の価値とお金(貨幣)の価値も反比例の関係にあります。

今回は消費者物価指数の上昇は、物の価値の上昇=インフレを意味します。

FRBの金融政策により市場にお金があふれることでお金(貨幣)の価値が下がり、物の値段が上がっている状況。

 

これが加速するとハイパーインフレになり、その国の貨幣がほぼ無価値となり、国は破綻してしまいます。

 

しかし消費者物価指数(CPI)が予測より高く、インフレが加速している状態にも関わらずFRBは金融緩和政策に対して継続する構えをみせています。

これはなぜでしょうか?

そもそもなぜ物の価値が上昇しているのでしょうか?

 

【物価指数上昇の原因と考察】

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物価が上がる要因としては大きく分けて2パターンがあると考えています。

一つは、供給力が低い場合。もう一つは需要が高い場合。

・供給力が少ない

 例:お米が不作で収穫量が少ないから、価格が高くなる状態。

 市場に出回る物の量が少ない状態で経済が回復している段階。

 経済的にまだ弱い状態。

 この時の金利上昇は経済回復の妨げになります

・需要が高い

 例:オークション状態

 市場に出回る物の量は十分で、買い手が多い状態。

 経済的に強い状態

現状では経済的にまだ回復段階であり、供給が追い付いていない段階であると思います。

ということは市場の供給が追い付けば、現在のインフレの加速(物価上昇)は鈍化するということです。FRBも金融政策として量的緩和を維持する姿勢でいるようですし、まだ低金利状態は継続するものと考えられます。

 

しかし油断はできません。

現在米経済は急速に回復しているのは、米経済指標からも明らかです。

いつ金融緩和政策を縮小するかはわかりません。

【金融政策の今後の流れを予測】

現状:供給不足。インフレの加速

  ↓

供給が満たされ、インフレの鈍化

徐々に長期金利の上昇(FRBも徐々に量的緩和の縮小)

  ↓

程良いインフレの継続。強い経済の継続。

徐々に短期金利の上昇(FRBゼロ金利政策の縮小)

どれくらいの期間で金融政策の縮小を行うかは、米経済指標の動向に合わせて経過を見ていきたいと思います。

 

【押さえておきたい経済の関係性】

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インフレ(物価の上昇)金利比例

国債価格利回り比例の関係

物の価値お金(貨幣)の価値比例の関係

 

関係性を知っておけば、関係性が崩れた時に「なぜ?」の疑問ができますね。

疑問が解決した時のスッキリした感じは何度味わっても気持ちが良いですし、昨日の自分より成長した実感があるのは良いことですね。

金利の上下動は株価の変動に直結するため、これらも見逃せないですね。

 

今後も知識を身につけ、株式市場に挑戦していきます!

 

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